イエライシャンの香り

母を呼ぶ自分がいる。

今頃になって会いたい！と思っている。


小さい頃から母に甘えてばかりだった。

義父にとられまいと必死だった頃も

手厳しい私にも

黙って従っていた。

私の気持がわかっていたのだろう。

でも、度が過ぎて怒ったことが一度あった。

それでも叩けないことを見越してる強気の娘に笑った。


愛されたのだな・・。

義父のことでは難儀をしてきたけど、、、

母には厳しくしてしまったけど、、、

私は充分に愛されたのだと思う。



どんな親の元にいようが

その子の資質がその子を成長させる力を導いてくれるのだと

世間を見ながら思う。



それは遺伝子にもよるだろうが

その者自身である魂の在るところなのだろうと思う。




話を戻して、、


今の私を見ていると小さき子供のごとくである。

不安で不安で母を呼んでいるのだ。



子供に戻って

その抜け出しがたい親子の洗脳の中へと戻りたいのは

その確かだと思われる幻想の中が心地いいからだろうね。